たるみ・ほうれい線
症例写真
頬のたるみ・ほうれい線
ほうれい線は筋肉の動きが原因ではありません。 最大の原因はたるみです。
ほうれい線は、顔を支えている組織が重力に逆らえなくなり、少しずつ下に下がってきた時にはじめて目立ってきます。
たるみは、単にお目元を疲れた印象に見せたりまぶたが重たい印象を与えるだけでなく、頬の高さを下げてお顔を老けた印象に見せたり、輪郭をぼやかして太った印象にしたり、ほうれい線を深くしたり、マリオネットラインを形成するなど、多くの悩みを一気に生み出す原因となります。
伸び切ってしまった風船の空気を抜いても完全に元の状態に戻ることがないのと同じで、一度たるんでしまった皮膚を元のように引き締めるには大変な時間と手間がかかります。
たるみの原因と治療方法
たるみには、表面的なことが原因のたるみともっと奥深くの組織が原因のたるみの2種類があります。
表面的なたるみの原因
皮膚の表面的なたるみは、真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの組織の構造が破壊されていくことで起こります。
一般的には、紫外線による光老化、喫煙、生活習慣、加齢変化などが原因と言われています。
深部のたるみの原因
たるみは、実は皮膚よりもっと奥深くの組織が大きく関わっていることが、最近の美容医療の研究で明らかにされています。
奥深くというのは、お顔の骨や筋肉、脂肪などの組織のことです。
加齢変化によってお顔の骨が年齢によって少しずつ小さくなることや、筋肉や脂肪組織が小さくなること、そしてお顔を支えている靭帯が伸びてしまっていることが原因と言われています。
進行してしまった深部のたるみを元の状態に戻すためには、皮膚表面のたるみ治療に加えて、もっと奥深くの組織に着目した治療が必要となります。
レーザー治療によるたるみ治療
定期的に深部のたるみケアを
深部のたるみが非常に進行している方の場合、いくら表面のたるみケアを実施しても十分な満足感は得られません。特にマリオネットラインの治療にはお顔全体のたるみケアが必要になります。
当院では、最新治療技術を搭載しているウルトラフォーマーⅢという機械をご用意しています。ウルトラフォーマーⅢは、HIFU(ハイフ)を用いてSMASと呼ばれる筋膜の層にまでアプローチできる画期的なレーザー機器です。
従来のたるみ治療機よりではアプローチすることが叶わなかった深い層にまでアプローチすることが可能になりました。
目元のたるみケア
ハイフの原理を用いたウルトラフォーマーⅢには、カートリッジの種類が豊富にあり、中でも2mmの層に熱を加えることのできるカードリッジは肌への接地面が細かくなっており、目のキワやまぶたに照射することが可能です。
気になる目元を重ね打ちすることができるため、目の下・目尻といった気になるポイントを狙い撃ちすることができます。
さらに、目元を重点的に照射するメニューでは、ひたいにも照射することが可能です。ひたいからこめかみにかけての範囲の皮膚を引き上げることで、目元をぱっちりとした印象にすることが可能です。
ヒアルロン酸注入によるたるみ治療
レーザー治療機による肌表面からのたるみ治療は、たるんだ組織を引き締めることが主たる目的ですが、たるみはお顔の組織のボリュームの低下によっても引き起こされます。
組織の低下によるたるみには、組織を補う治療が必要です。それにはヒアルロン酸による注入療法が大変効果的です。ヒアルロン酸によるほうれい線の改善方法は2通りあります。
それは、気になる部位に直接ヒアルロン酸を入れて段差を埋める方法と、こめかみや頬のあたりにヒアルロン酸を注入してたるみを改善する方法です。当院ではこの2つのアプローチ方法を組み合わせて治療することが多いです。
美しく理想的な輪郭を叶えます
若い頃は頬のあたりにボリュームがあり、顎のあたりはシャープな状態です。その顔の形状が理想的な美しいお顔の形として認知されています。
年齢を重ねると、頬の組織が痩せて脂肪が下がるため、お顔はだんだんと四角いお顔に近づいていきます。四角いお顔は顔を大きく見せ、老けた印象を与えます。
注入によるたるみ治療とは、エイジングとともにたるんで下にさがってしまった組織をヒアルロン酸の力で元の位置に戻すことで、お顔全体のたるんだ印象を改善する治療方法です。この方法ですと、ヒアルロン酸の量を従来よりも使うことなく、頬の位置を引き上げ、とても自然なリフトアップを実現できます。